[2009.09.07]エコツアーカフェ神戸12
ネパールからヨーロッパまで約20,000kmを自転車で走った女性サイクリスト松尾由香さんをゲストにお迎えします!
風や音を五感で感じられるのが自転車の魅力。好きなところでとまって、ゆっくり、でも歩くより遠くへ行ける。今回のゲストははるか遠くまで自転車で旅した松尾由香さんです。女性サイクリストの松尾さんは、ネパールを出発し、中東を通って、マケドニア、コソボまで14カ国14,000kmを自転車での単独ツーリングを成功させました。 彼女が旅で会った土地の人々、生活、景色、風、におい、音、感じたことをお話しいただきました。
【まつおゆか】(通称 Cookie)
JACC(日本アドベンチャーサイクリストクラブ)会員
大阪生まれ 高校を卒業する頃、漠然と自転車で旅をしたいと思い始め、21歳でMTB(マウンテンバイク)を始める。最初は自転車で旅をしたいという思いから始めたMTBだったが、たまたま選んだ自転車がMTBだったため、野山を駆け回るようになる。そして、自然の中のトレイルをMTBで走る楽しさに魅了される。勤めていた環境アセスメントの会社を辞め、ネパールを自転車ひとり旅したのをきっかけに、ネパール大好き病にかかる。そして、ネパール好きが高じてロイヤルネパール航空へ入社。年に何度も自転車を持ってネパールへ通い、多忙ながらも楽しい毎日を送る。
2007年夢だったネパールからヨーロッパまで自転車による単独ツーリングを決行! 2008年ネパールからヨーロッパまで自転車による単独ツーリングを成功させる。
早く移動すれば見逃してしまうものを、一つ一つ楽しんでいけるのが自転車の旅。最大の魅力は、点と点でなく線を感じられる、という松尾さん。自転車で移動することで、旅する国も自分が住んでいる場所とつながっていることを体感できたそうです。そんな松尾さんの旅の話は、人との出会いの話が多くでてきます。自転車で女性一人旅と考えると心細くなりそうなですが、松尾さんは多くの人に支えられ、「助けられ心が温かくなった」、「決して一人を感じなかった」と言います。旅を通して、たくさんの人に支えられていることを実感したそうです。
松尾さんはこの旅を10年間ずっと暖めて、思い続けて実行されました。「あきらめずにポジティブに思い続けることで、夢はかなう!」ということを最後のメッセージとして、お話は終わりました。 たくさんの写真と時にはイラストで、楽しそうにお話される松尾さんに、聞いている私たちもその旅にでかけているかのような気分になり、心あたたまるカフェでした。
【インドにて】
木陰で休むチャーミングなおじさんに、声をかけられ雑談中。
自転車の旅では、道端の人によく声をかけられる♪
【グルジアにて】
【ボスニアヘルツエコビナにて】
大地には戦争の爪あとがまだ残っている。でも、やっぱり子供たちはとっても元気!
★エコツアーカフェ in 神戸★
「クッキーの自転車ひとり旅♪ ロマの残した風・音・メロディー」
【ゲストスピーカー】松尾由香氏(サイクリスト)
【日時】2009年9月7日(月)18:30-20:00
【場所】モンベルクラブ 神戸三宮店
【参加費】500円(飲み物付)
【お問い合わせ】日本エコツーリズムセンター
TEL:03-6457-3952 Fax:03-6457-3951