[2009.12.07]エコツアーカフェ神戸15
ゲスト:鈴木曜氏
サステナブル(持続可能)な国として有名なスウェーデンに留学した鈴木曜さんをゲストに迎えます。
今回のゲストは、2006年からスウェーデンへの留学や、世界各国で生活をした経験を持つ鈴木曜さん。スウェーデンでは、環境とサステナビリティ(持続可能性)について、20カ国以上から集まったクラスメイトたちと学んだ2年間でした。
スウェーデン人が大好きな「フィーカ(お茶、コーヒーとクッキーなどの時間)」のこと、日本と異なる暮らし方や働き方、そして自ら企画したアースデイや環境イベントなどのスライドも交えながら、スウェーデンで学んだこと、出会った風景や人々についてお話しいただきました。
【すずきよう】
1977福井県生まれ、小学校1年まで家族とドイツ・デンマーク・アメリカを転々とする。小学校より高校まで大阪吹田の千里で育つ。東京に大学進学、就職した後、2003年から山梨県清里にて自然学校レンジャー、2005年より京都で国際協力NGOで働いた後、2006年から2008年にかけてスウェーデン・ルンド大学大学院に留学。2008年に環境学とサステナビリティ・サイエンスの修士号取得。
帰国後、神戸大学農学研究科地域連携センターで非常勤の研究員として働きつつ、2009年春からは農学研究科博士課程に在籍。食農教育や農業体験学習について研究をする傍ら、吹田モモの家で季刊誌の執筆・編集に関わったり、神戸で通年開講されているパーマカルチャー・デザインコースにも通っている。
開催当日はちょうどCOP15がコペンハーゲンで始まった12月7日。私たちの想いをコペンハーゲンまで飛ばしたい! 曜さんの提案で、皆さんにキャンドルを持ち寄っていただき、その灯りの中で開催しました。
その光のもと、詩の朗読から始まりました。谷川俊太郎さんのきれいな言葉とゆらゆら揺れる炎の光。曜さんの穏やかでのびのある声。室内にいるのに、私はざわざわと吹く風を感じました。
スウェーデンに習って、フィーカ(コーヒー)とペッパーカカというお菓子をいただきながら、きれいな町並みの写真を。都市のデザインも、生物が多様化するようデザインされています。集合住宅では、お庭にコンポストをつくり、堆肥をシェアする。毎日使わない電化製品をシェアして使う。日本でも取り入れられそうなアイディアが沢山ありました。
曜さんの呼びかけでキャンドルナイトやアースデイが開催されました。日本で実施されているアイディアが受け入れられ、大きなイベント開催に繋がったそうです。大変なこともあったけれども、世界20カ国以上から集まった素敵な仲間に出会えた留学生活。曜さんは自分のアンテナで、しっかりいろんなことをキャッチして学んでこられました。
沢山の写真とエピソードを、穏やかだけど情熱的に話してくれた曜さん。真剣に地球環境・人と向き合い、自分が出来ることを楽しくやる。いいものは、どんどん取り入れて試してみる。いいなと思ったことをどんどん世界に発信していく。曜さんは穏やかに、でも確実に一歩一歩進んでいるように感じました。日本での様々な活動にも注目です。
カネルブッラ:フィーカ(お茶)に欠かせないシナモンロール
キャンドルギャザリング:仲間達とのキャンドルナイト
クリスマスオーナメント:12月はクリスマスムード一色
クルトゥーレン:ルンド市の野外博物館
★エコツアーカフェ in 神戸★
「スカ・ヴィ・フィーカ(お茶しない)?」
〜留学先スウェーデンから学んだ暮らし方・働き方〜
【ゲストスピーカー】鈴木曜
【日時】2009年12月7日(月)18:30-20:00
【参加費】500円(飲み物付)
【お問い合わせ】日本エコツーリズムセンター
TEL:03-6457-3952 Fax:03-6457-3951