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エコツアーカフェ

エコツアーカフェ in 神戸

池亀はるみ
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広瀬敏通
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[2011.12.13]エコツアーカフェ神戸37

★今回のエコツアーカフェin神戸は第2火曜日開催★

わくわく仕掛け人

 

ゲスト:山納 洋さん(大阪ガス近畿圏部)

 

楽しさの可能性を追求し続けるあの「わくわく仕掛け人」が、神戸にやってきます!

 

今回のゲスト、山納洋さんは大阪ガスの社員。ビシッとしたスーツや立派なビルが似合いそうなイメージとは裏腹に、私たちが見かけるのは、六甲山上でのカフェでたくさんの人に囲まれている姿だったり、はたまた六甲山の全山縦走に向けてトレーニングに汗を流している姿だったり。イメージと実際の姿とのギャップに、始めの頃は「一体この人、何しているんだろう?」と不思議に思ったものです。

その山納さん、本職は大阪ガスが行っている文化支援活動(メセナ活動)でのプロデューサー。劇場やギャラリーに始まり、バーやカフェに至るまで、ありとあらゆるジャンルの場の運営に携わってきました。いわば、人やモノの手配をして、カタチにしていくプロです。

今回のエコツアーカフェでは、大阪から始めた『街遊び』活動から、六甲山カフェに代表される山での新たな楽しみ方の提案まで、プロデューサー・山納さんのこれまでとこれからをお話しいただきます。楽しい仕掛けの昔・今・未来を知るこのお話し会そのものも、彼の「わくわく」の仕掛けの一つかも!?

 

【やまのうひろし】 大阪ガス近畿圏部。1993年大阪ガス(株)入社。神戸アートビレッジセンター、扇町ミュージアムスクエア、メビック扇町、(財)大阪21世紀協会での企画・プロデュース業務を歴任。2010年より大阪ガス(株)近畿圏部において地域活性化、社会貢献事業に関わる。一方でカフェ空間のシェア活動「common cafe」、「六甲山カフェ」、トークサロン企画「御堂筋Talkin’About」などをプロデュース。

<common cafe ウェブサイト>:http://www.talkin-about.com/cafe/

エコセンProject04

 

 

山納さんは肩書のとおり、大阪ガスの社員です。本職は大阪ガスが行っている文化支援活動(メセナ活動)でのプロデューサー。劇場やギャラリーに始まり、バーやカフェに至るまで、ありとあらゆるジャンルの場の運営に携わってきました。いわば、人やモノの手配をして、カタチにしていくプロデューサーです。

 

そんな山納さんも、お話を伺ってみると、入社当初はガスプラントで経理関係の仕事をしていたとのこと。学生時代にブレイクダンスにハマるなど、いろいろ「尖がったこと」をしてきたという山納さんは、大阪ガスが文化支援活動(メセナ活動)に取り組んでいることを知って、神戸アートビレッジセンター(KAVC)への異動を希望。以来14年間に亘り、大阪ガス本体を離れて関連する文化芸術関連団体に所属し、文化プロデュースの現場に関わってきたそうです。

 

山納洋

 

その一方で、仕事とは別にプライベートで始めた「扇町Talkin' About」は、毎回決められたテーマについて参加者同士が語り合うトークサロン企画としてスタートし、現在までに約700回開催しているそうです。テーマは文学・哲学・演劇・映画・お笑い・サブカルチャーなど多岐にわたっており、参加者が少なくても(2-3人という時もあったそうです)続けています。例えば、自分のお気に入りのCDを紹介するという回では、自分以外の参加者が紹介する新たな音楽との出合いもあるということ。聞いていてワクワクしました。

 

また、別の活動「Common Cafe」では、約20坪のスペースを、昼間はカフェ、夜はバーとして日替わりのマスターで運営しつつ、ライブや演劇公演や展覧会をおこなっているそうです。ここでは空間の運営に関わるさまざまな立場の人々を集め、本当の意味でパブリックな表現空間を作ることを目指しているとのこと。

 

パンフレット

 

こうした都市部での一連の「パブリックな表現空間」を、山に持っていったらどうなるだろう?という素朴な発想でスタートしたのが、六甲山で始まった「六甲山カフェ」です。芦屋の高座の滝にある大谷茶屋を舞台に、一日カフェイベントを行っています。ここでは、若い人たちが集まるカフェを媒介にしてそこから山の文化と街の文化をつなぎ、世代を超えた交流を生み出すことを目指しています。始めた2004年当時は、山ガールという言葉はありませんでしたが、今の若い人たちが山に興味を持つようになる時代を先取りしていたと言えます。

 

さらに同じ大谷茶屋で始まった山でのフリーマーケット『リュックサックマーケット』は、その後摩耶山掬星台に場所を移し、今では毎月の恒例イベントとして定着。多い月には出展者が200組を超えることもあるほどまでに発展しています。山という場所柄、アクセスは限られているため、商売というよりも自己表現や出会い・つながりを求めて、多くの人たちが参加しているようです。

 

会場の様子

 

これまで仕掛けてきたこれらのイベントや場づくりの原点は、自身が20代の頃に通っていたバーでの学びにあると山納さんは言います。自分は尖がっていると思っていたが、まだまだ知らない世界・ジャンルがたくさんあることを痛感させられたと。今、公式・非公式を問わず彼が各地で手掛けるカフェや対話の場は、立場や世代といった概念に縛られない交流から新しい動きが生まれる、という信念が原動力になっているのだと感じました。ただし、そこには明確なコンセプトや、誰を狙っていくのか、どのタイミングで、どこで…等々、プロデューサーとしてのはっきりとした戦略が必要。単なるイベントに終わらない仕掛けが大切なのだと、頷かされる1時間でした。

 


参 加 者 の 声
  • 何か表現したい人がいて、それを表現できる場を提供できる人がいて、お互いのメリットになるようなつながりの仕組みをこれだけたくさんプロデュースされていることに感服した。
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  • 自分が過去におもしろそう、とちらしを手に取っていたイベントのほとんどに関わっていらっしゃって驚いた。
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  • 山納さんの活動には人を元気にさせる力があると思う。
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  • コモンカフェを始められたきっかけやどんな思いで続けていらっしゃるかが聞け、また行きたいと思った。
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  • 本業がありながらこれだけ意欲的に活動を広げていらっしゃる方からお話を伺えて刺激になった。
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  • 山納さんのような人を輩出する大阪ガスはいい会社だと感じた。
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★エコツアーカフェ in 神戸★

「わくわく仕掛け人」

 

【ゲストスピーカー】山納 洋さん(大阪ガス近畿圏部)

【日時】2011年12月13日(火)18:30-20:00

【場所】モンベルクラブ 神戸三宮店 2Fサロン

 

 


より大きな地図で エコツアーカフェ in 神戸(モンベルクラブ 神戸三宮店) を表示

 

 

【参加費】500円(飲み物付)

【お問い合わせ】日本エコツーリズムセンター

  TEL:03-5834-7966 FAX:03-5834-7972