[2012.12.17]エコツアーカフェTOKYO52
渋谷→片品村へのIターン
何でも生み出す!みんなが集う!“iikarakan”尾瀬のふもとの片品村に惚れこみ、Iターンした“みっちゃん”こと瀬戸山美智子さん。無農薬野菜や「炭アクセサリー」を販売しながら、村の伝統的な暮らしの良さをブログ「iikarakan」で発信。そんな、みっちゃんの生き方に多くの共感が寄せられています。
9年前まで渋谷の雑貨店スタッフとして働いていたが、大量生産大量消費の日々に疑問を抱くようになった。また、同時期に起こったアトピーの再発と、友人のベビーブームに「このままでいいのだろうか。母親になったとき子供に何を伝えられるのか。」と考え、まずは自分の環境を変えることを決意し群馬県片品村に飛び込んだ。
無農薬栽培の手伝いをしたことがきっかけで、自身でも30種類以上の野菜を作る。また、炭焼き名人に弟子入りし、首都圏でのフリーマーケットで、野菜や自作した炭に金具やチェーンなどを付けたアクセサリーを売り始めた。
「片品村には、私たちの先生になってくれる女性やお年寄りがたくさんいるんです。」と話すみっちゃん。そんな、日々の体験・失敗談を載せるブログには都会の若い女性や同世代が多く共感をよび、毎年開催する収穫祭には140人以上の人が遠方から参加するという。
目標は”自分で何でも生み出す生活”。だって、都会では何も生み出すことが出来ないから。とiikarakan生活のあれこれをお話いただきます。 と話すみっちゃん。
Iターンに興味がある方、今の生活に疑問を感じている方、炭アクセサリーが欲しい!などご関心のある方是非ご参加下さい。
[せとやま・みちこ]
金次郎師匠の炭焼きのお手伝いからヒラメイタオリジナル商品、炭アクセサリーを作り個展を開いたり、40年引き継がれている下小川味噌加工所で、カヲル婆さんのみそ作りのお手伝いもさせていただきながら、縁あって出会った人たちを受け入れている。 講演会では田舎暮らしの魅力や可能性を伝えたり、雑誌「増刊現代農業」「季刊地域」「うかたま」に連載をもたせていただいたりと日々マルチに活動中。
東京での生活に疑問を感じ、飛び込んだ群馬県片品村。住む家もないまま飛び込んだので、はじめは数件のお宅を転々。やっと貸して頂くことになった空き家も隙間風で朝起きると顔が凍り、水は凍って出ず、除雪車が入らないため、毎朝4時起きで雪かきをするという波乱なスタートだった。しかし、そんな姿を見ていた地域の方が手を差し伸べてくれて、つながりがつながりを生んでいったそうです。
村で出会ったお母さんの魅力に感銘を受けて始めた片品生活塾。在来作物との出会いから始めた自然栽培(耕さない・除草しない・肥料を与えない・農薬を使用しない)。都会から人を受入れ地元の人と一緒に交流をする・・。どこかで研修を受けたわけではなく、自分自身で地域の大切さ、人と人をつなぐ役割を行うみっちゃんのアクションはまさに“地域コーディネーター”でした。
「はじめはヨボヨボのおじいちゃんが炭焼きをしていて可哀想だと思ってみていた。でも、手伝いに行った時に炭を見て、純粋に『なんて綺麗な炭なんだろう』と思った。そして、炭の魅力に引き込まれていった。ある時「心臓の近くに炭を持つと悪い電磁波を吸い取ってくれるだよ」と教えてくれて、それを聞いて自分の過去の経験が活かせると思って炭アクセサリーを始めた。」今ではアクセサリーの個展まで開く実力だそうです。
「早く来ないとおばあちゃんたちみんな死んじゃう!みんなも片品きて!」とIターンの魅力と課題を参加者の皆さんにお話されました。Iターンしたいけど二の足を踏んでいる方は飛び込んでみよう。
★エコツアーカフェTOKYO★
渋谷→片品村へのIターン
【ゲストスピーカー】瀬戸山美智子氏
【日時】2012年12月17日(月)19:00-20:30
【参加費】500円(飲み物付)
【場所】モンベルクラブ 渋谷店 5F
東京都渋谷区宇田川町11番5号 モンベル渋谷ビル
*モンベルクラブ 渋谷店は渋谷東急ハンズ向かいにあります。
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【お問い合わせ】日本エコツーリズムセンター
TEL:03-5834-7966 FAX:03-5834-7972