[2013.11.11]エコツアーカフェTOKYO63
博物館を使いこなすには??
地域とともに活きるミュージアム時空を超えて、資料・標本と人、自然と人、人と人をつなぐのが博物館をもっと使いこなして欲しい! そんな思いで市民参加のイベントを仕掛ける千葉県立中央博物館の林浩二さんに市民が博物館を使いこなす方法、館内の展示資料にこだわらず地域そのものを扱うというエコミュージアムの発想をお話いただきます。
日本に6,000館近くあるという「博物館」は、あなたにとって身近な存在ですか? では、図書館は?
博物館の特徴は何で、図書館や公民館とはどこがどう違うのでしょう。
博物館ではどんな人がどんな仕事をしているのでしょう。博物館ボランティアにはどんな職種があるのでしょう。市民研究員には何ができるのでしょう。
博物館の展示やイベントはどのようにできあがるのでしょう。
地域で守り伝えたいものは、博物館の建物や展示ケースの中にはいるものだけに限りません。祭りや伝統的な技術や風習など、形がないものはどうでしょう。
地域まるごとを博物館とするという「エコミュージアム」は、他の博物館やさらには「ジオパーク」(第59回参照)とどう違うのでしょう。
博物館の国際組織 ICOM は2007年に、次のように博物館の定義を改訂しました;「博物館は、社会とその発展に寄与し、一般に公開され、教育・研究・楽しみを目的として、人間とその環境の有形・無形の遺産(heritage)を、取得・保存・研究・交流(コミュニケート)・展示する非営利で常設の機関である。」この定義を受け入れるとすると、博物館のあり方、職員に求められる役割はどう変わるでしょう。
これらの問いに答えることを通して、資料・標本などの遺産と人、人と人などを、時空を超えてつなぐ博物館の可能性について一緒に考えましょう。博物館を使いこなすヒントがたくさん見つかるはずです。
タネや実のいろいろの観察イベントなど、身近な題材を広く深く掘り下げて自然への興味や驚きの扉を開く。
学芸員(右)と来園者(中・左)作成の解説板。あなたはどちらを見ますか?(写真・左)
昆虫担当学芸員のワザにみんな注目!(写真・右)
弥生式土器を持ってみた!(写真・左)
生態園ギャラリーに集まった作品。一般投票で優秀作を選びます。(写真・右)
[はやし・こうじ]
1957年東京生まれ。高校時代に生物部にのめり込み、自然史博物館に出会って、将来は社会教育の分野で働くことを決心。大学・大学院修士では生物学・生態学を専攻。日本自然保護協会でインタープリター、施設の企画設計等に従事。日本環境教育学会では前理事。1989年から千葉県立中央博物館に学芸員として勤務し、現在に至る。1987年に「エコミュージアム」と、1992年に「ワークショップ」と出会って以来、注目。環境教育等促進法(2003年)・消費者教育推進法(2012年)、オーフス条約等にも強い関心。キーワードは「市民参加」。博物館では野外観察施設「生態園」での教育活動、教員研修等を担当、野外展示への市民参加に取り組む。
★エコツアーカフェTOKYO★
博物館を使いこなすには?? 地域とともに活きるミュージアム
【ゲストスピーカー】林 浩二氏(千葉県立中央博物館)
【日時】2013年11月11日(月)19:00-20:30
【参加費】500円(飲み物付)
【場所】日本エコツーリズムセンター事務所
東京都荒川区西日暮里5-38-5
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【お問い合わせ】日本エコツーリズムセンター
TEL:03-5834-7966 FAX:03-5834-7972
【お申込み】下記のお申込みフォームまたは電話、ファックスでお名前、メールアドレス、ご連絡先電話番号を日本エコツーリズムセンター事務局にお知らせください。エコツアーカフェ終了後は食事をしながらの懇親会もあります(実費)。
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