[2013.12.17]エコツアーカフェTOKYO64
環境コミュニケーションの企画
場づくり、ものづくり、人づくり環境コミュニケーションの現場をつくるには、企画者はいったい何を考えどんなことしているのか?環境教育の施設でもツールでも、イベントや講座でも、世の中で実現するまでにはいろんなアイデアと多くの準備が必要です。今回は企画者の仕事から、そのノウハウをご紹介。
エコツーリズムって、環境をテーマにしたコミュニケーションの機会の一つだと思います。
地域の自然や文化、人と接すること、深く関わること、つながること。それが楽しく、また有難いことだから、多くの人が求めるのだと思うのです。
環境コミュニケーションというと、企業や行政が環境に取り組んだ成果を魅力的に発信することのように捉えられてきました。でもコミュニケーションって、本当に通じ合う関係になっていくことなのではと思います。ゲストの森高一は、これまで環境をテーマにしたコミュニケーションの現場で、企画や運営に携わってきました。企画・プロデュースの実際は、多くの人が関わる仕込みの仕事、いわば裏方です。今回は過去の仕事の実例をネタに、企画のノウハウや極意を企画者の立場からお伝えします。エコツーにも町場の環境活動にも、日々の生活にも活かしてもらえたらうれしいです。
[もり・こういち]
1967年東京生まれ。環境教育、環境コミュニケーションのプロデューサー、プランナー。 1990年からこの分野で活動。エコツーに関しては、92年日本環境教育フォーラムでエコツーリズム研究会を主宰。以降、日本エコツーリズム協会の設立、エコセンの設立に関わる。仕事では、東京ガス・環境エネルギー館の立ち上げとストップおんだん館プロデュース、新宿御苑100周年事業や北海道洞爺湖サミットでの政府展示、オール東京62のエコプロ展などにあたる。現在フリーランスで、大妻女子大と大正大で企画力とワークショップの授業を担当するほか、立教大学大学院に在籍して都市型環境教育施設をテーマに研究中。
エコセン新共同代表の森さんをゲストにむかえた第64回エコツアーカフェ。今回も多くの方にお集まりいただきました。
はじめにカルタのようなものを出された森さん。「省エネ回転すし」という環境ゲームで、さっそくみんなで体験をしてみることに。カードには省エネに関係した“ネタ”が書いてあり、それぞれのエコレベルによって【カンピョウ、イカ、ウニ、大トロ レベル級】とシュールな表現がされています。楽しみながら省エネについて学べるこの教材は森さんが開発されたもの。
すっかりアイスブレイクにりましたが、なんでも「どんなに固いホワイトカラーも和ませることができる」とのことです。
小さなころから外遊びが好きで、バックパックでネパールやカムチャツカなどに旅をしたことも。そんな、学生時代にKP法の著者でもある川嶋直さんなど環境教育の重鎮に出会い、刺激をうけ環境教育の業界に足を踏み入れることに。
現在は「環境コミュニケーションプランナー」として活躍されています。日本初 お客様が主役の都市型環境教育施設「環境エネルギー館(環境東京ガス)」や「ストップおんだん館(JNCCA)」などをプロデュースに携わりました。
企画の醍醐味は、思いが実現させた瞬間。今までにない新しい視点、分かりやすさを見つけて伝え、関わる人の価値を重ねることを大切にしながら、それが形になった瞬間はやめられない感動であると共に、それが社会や環境の課題の解決につながっていることにやりがいを感じているそうです。
仕事への思いを熱く語ってくださいましたが「笑いも大切!」ということで、会場は笑い絶えませんでした。どんな時のも面白さは大切です。
★エコツアーカフェTOKYO★
環境コミュニケーションの企画 場づくり、ものづくり、人づくり
【ゲストスピーカー】森 高一氏(日本エコツーリズムセンター共同代表)
【日時】2013年12月17日(火)19:00-20:30
【参加費】500円(飲み物付)
【場所】モンベルクラブ 渋谷店 5F
東京都渋谷区宇田川町11番5号 モンベル渋谷ビル
*モンベルクラブ 渋谷店は渋谷東急ハンズ向かいにあります。
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【お問い合わせ】日本エコツーリズムセンター
TEL:03-5834-7966 FAX:03-5834-7972
【お申込み】下記のお申込みフォームまたは電話、ファックスでお名前、メールアドレス、ご連絡先電話番号を日本エコツーリズムセンター事務局にお知らせください。エコツアーカフェ終了後は食事をしながらの懇親会もあります(実費)。