[2014.4.23]エコツアーカフェTOKYO68
中国で結う草の根活動
国と国は難しくても、人と人ならつながれる宇宙から見た地球には国境など存在しない。しかし実際には、国境を境に貧困や公害がおきたり、互を憎しみあったりと悲しい課題があります。先日上海で開催された「東アジア地球市民村」は、東アジアの草の根活動を行う人達が一堂に会し、つながり、手を添えあうことでできることを分かち合いました。主催者のひとりである朱さんにお話をうかがいます。
3月8.9日、中国・上海で「東アジア地球市民村」が開かれました。
基調講演や展示会、ミュージックにエコ&ロハスを目指す岑卜村ツアーなどが行われ、200名以上が参加しました。
その中には、日本より参加した発起人で作家・環境活動家である星川淳氏、「半農半X」の著者である塩見直紀氏、エコセン世話人で環境教育などに携わる、高木氏、川嶋氏、中野氏などの姿もありました。
そう、現在中国では環境活動が活発で、“エコ”や“自然体験”をキーワードに、日中の草の根活動が進んでいます。
そこで、「東アジア地球市民村」主催者の一人で、中国に自然学校のネットワークを作るプロジェクトにも携わる朱惠雯(しゅ・けいぶん)さんをゲストにお招きしその活動についてお話しいただきます。
「国と国は難しくても、人と人ならつながれる!」との思いを持ち、中国と日本で活動の果てにひとつのネットワークの始まりを実現させた朱さんがいま感じる市民同士のつながりのこれまでとこれからとは。
なかなか報道では大きく取り上げられることのない小さなつながりにぜひご注目ください。
流暢な日本語で話す朱さん。しかし、以外にも上がり症だと言います。
中国で初めて行われた「地球市民村」には環境に関心のある国内外の人たちが200名以上も集まった。
上海市郊外の岑蔔村を訪ねる。健康と環境保護に関心のある多くの都会人がここで農地を借りて耕作したり、農作業を体験したり、自然教育カリキュラムを受講したりしているエコ&ロハスな村。
講演だけでなく、農家による特別マーケットや音楽演奏があり、オープンディスカッション、ワールドカフェありと、熱気があふれたフォーラムとなった。
中国ではよくお茶でもてなす習慣がある、ということでお茶を入れてくれました。
[しゅ・けいぶん]
中国・上海生まれ。中国の大学卒業後、China Europe International Business Schoolに就職、交換留学プログラムや学術交流活動の運営を担当。2001年に来日。2004年に国際基督教大学にて修士学位を修得。•2003~2005年、ボランティアとしてNPO東アジア環境情報発伝所の活動に参加、日中韓環境会議の通訳や運営を担当。2005年にGLI (Global Links Initiative)に参加、2009年まで、東京事務所のスタッフとして社会企業分野の日中、中英交流プログラムを運営。2010年、「日中市民社会ネットワーク」 の事務局長に就任。JICA草の根事業「地域密着型自然学校づくりのための人材育成とネットワーク形成プロジェクト」のプロジェクトコーディネーターとして日中の自然学校をつなぐ。日本と中国のNPOや社会的企業の交流と連携をさらに深めるために、さまざまな活動を続けている。
★エコツアーカフェTOKYO★
中国で結う草の根活動~国と国は難しくても、人と人ならつながれる ~
【ゲストスピーカー】朱惠雯氏(日中市民社会ネットワーク)
【日時】2014年4月23日(水)19:00-20:30
【参加費】500円(飲み物付)
【場所】モンベルクラブ 渋谷店 5F
東京都渋谷区宇田川町11番5号 モンベル渋谷ビル
*モンベルクラブ 渋谷店は渋谷東急ハンズ向かいにあります。
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【お問い合わせ】日本エコツーリズムセンター
TEL:03-5834-7966 FAX:03-5834-7972
【お申込み】下記のお申込みフォームまたは電話、ファックスでお名前、メールアドレス、ご連絡先電話番号を日本エコツーリズムセンター事務局にお知らせください。エコツアーカフェ終了後は食事をしながらの懇親会もあります(実費)。