[2014.6.30]エコツアーカフェTOKYO70
少年団よ、大木を抱け。
日本の森と緑の少年団の未来を考える先進国ではトップクラスの森林率を誇る日本。しかし、担い手不足や国産材利用の低迷など、森林や山村の抱える課題が多くあります。また、森を守る青少年活動「緑の少年団」もまた、参加する子供たちが減少し、森への関心が薄れることを危惧しています。そこで今一度、日本の森を見つめなおし、日本の森と子供たちの未来について考えます。
映画「WOOD JOB!」でも注目されている日本の森。豊かな森は、人と自然とのつながりの必要性を改めて教えてくれます。
豊かな森、豊かな里山には人の手が不可欠であり、多様な生態系や私たちの生活にとって大切な存在であることを、ニュースや環境教育、間伐材利用の取り組みなどから多くの人が認識しています。しかし、担い手不足や国産材利用の低迷など、森林や山村の抱える課題はまだまだ解決されず山積みのままです。
そんな中、森を守る活動と若者を育てる「緑の少年団」という団体があります。全国3536団体、約33万人と大変大きく、昭和35年より続く歴史のある団体です。
とはいえ、活動に参加する子供たちは減少し、森への関心が薄れつつあることを大変危惧しています。
そこで今一度、日本の森を取り巻く現状、環境教育活動やそれに関係した活動などについて国土緑化推進機構の箕輪さんから話題提供を頂き、日本の森と子供たちの未来についてみんなで考えましょう。
[みのわ・わかな]
公益社団法人 国土緑化推進機構 基金管理部 もりのくに・にっぽん運動事務局 全国緑の少年団連盟事務局
東京生まれ。熱帯雨林の神秘に魅了され、世界の森林の保護保全に関心を抱き育つ。 2001年大学卒業後、「経営者である前に林業家である」の言葉に導かれ、広島の木質建材メーカー入社、東京支店勤務。より山村に密着した仕事を求め、2006年現職場に転職。森林セラピー、森づくりコミッション、フォレストサポーターズ 等の事業立ち上げ・推進に携わる。情報部、政策企画部、総務部を経て、2014年2月から現部署。「緑と水の森林ファンド」を活用した普及広報事業のほか、「聞き書き甲子園」や「学校林」「緑の少年団」など、森林・山村と青少年を繋ぐ事業を担当。
[はぎわら・なば・ゆうさく]
1971年埼玉県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。二十歳のときに、日本のインタープリターの父・小林毅氏に出会って以来、国内外で自然の面白さ、素晴らしさを伝える人=インタープリターとして幼児から大人を相手に様々な環境教育プログラムを展開。99年からは日本、タンザニア、オーストラリアを舞台に自然番組(ドキュメンタリー)制作に携わる。その後、オーストラリアのタスマニア島でエコツアーガイドとして永遠に暮らす予定でいたが、日本でインタープリターを養成する学校が岐阜県にできたことを知り、急遽帰国し、環境教育コースの講師となり、たくさんの学生にインタープリテーションを教えている。2009年、野外自主保育「森のだんごむし」設立、2012年「みのプレーパーク」設立の仕掛け人。
[岐阜県立森林文化アカデミー 講師]
今年から緑の少年団の担当に配属された箕輪さん。せっかく続いてきた緑の少年団をよりよく、多くの子供たちに体験しもらいたいと皆さんに投げかけました。
みんなで案を出し合いました。
岐阜県立森林文化アカデミーの萩原ナバさんのファシリテーションで、意見交換をしました。非常に多くの意見をいただくことができました。
★エコツアーカフェTOKYO★
少年団よ、大木を抱け。 日本の森と緑の少年団の未来を考える
【ゲストスピーカー】箕輪和香奈氏(公益社団法人 国土緑化推進機構)
【日時】2014年6月30日(月)19:00-20:30
【参加費】500円(飲み物付)
【場所】モンベルクラブ 渋谷店 5F
東京都渋谷区宇田川町11番5号 モンベル渋谷ビル
*モンベルクラブ 渋谷店は渋谷東急ハンズ向かいにあります。
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【お問い合わせ】日本エコツーリズムセンター
TEL:03-5834-7966 FAX:03-5834-7972
【お申込み】下記のお申込みフォームまたは電話、ファックスでお名前、メールアドレス、ご連絡先電話番号を日本エコツーリズムセンター事務局にお知らせください。エコツアーカフェ終了後は食事をしながらの懇親会もあります(実費)。