[2014.7.14]エコツアーカフェTOKYO71
被災地・途上国の持続可能な発展を目指して
青年海外協力隊員の地域密着型活動被災地支援活動後、青年海外協力隊としてケニアマリンディという小さな港町の児童拘置保護所にて2年間赴任。 現在は、南三陸歌津中学校サッカー部を東京に招待してチャリティーと語り部の会を行うことも計画しています。 今回は、ケニア社会の紹介とスポーツを通した途上国と被災地の持続可能な発展について考えていきます。
3年前に発生した東日本大震災。多くの人・団体がボランティアとして現地活動を行う中、日本エコツーリズムセンターではRQ市民災害救援センター(現在、RQ災害教育センター)を立ち上げ、約45,000人が支援に関わった。
今回のゲスト、岸卓巨氏もその中の一人である。震災直後からRQに関わり、東京本部と登米現地本部を行き来しながらボランティアの受け入れ等を担当していたが、青年海外協力隊としての赴任が決まっていたため、2011年9月からは活動の拠点をケニアに移した。
野生動物やマサイ族などのイメージが強いケニアであるが、岸氏の活動先はインド洋に面し、イスラム教徒も多く住むマリンディという小さな港町の児童拘置保護所であった。ストリートチルドレンや非行少年に勉強を教えながら、さまざまな境遇の子どもたちと接し、子どもたちを取り巻く環境を地元の人々とともに改善する必要性を痛感。2年目には地域住民とともにサッカークラブを創設した。スポーツを通して人々を集めコミュニティ活動を行ったり、地域の一体感を高めることを目的とした「スポーツを通した途上国支援」については、現在まさにワールドカップを開催しているFIFA(国際サッカー連盟)や国際オリンピック委員会などの国際スポーツ機関、国連、NGOなどでも進められているが、そのような活動の中には東日本大震災後の被災地復興事業にも共通することが多々ある。
帰国した現在は、東北の復興支援活動も再開し、8月にはRQを通して知り合った南三陸歌津中学校サッカー部を東京に招待してチャリティーと語り部の会を行うことも計画している。
今回のエコツアーカフェではケニア社会にどっぷりと浸かりながら2年間活動し、去年9月に帰国した岸氏からの報告をもとにスポーツを通した途上国と被災地の持続可能な発展について考えていきます。
このイベント収益の一部は REDYFOR? 「被災地の中高生とのサッカーチャリティーマッチを開催したい!」に寄付いたします。
[きし・たくみ]
大手学習塾でエリアマネージャーを務めた後、スポーツ開発学を学ぶために中央大学大学院に入学。調査も兼ねて青年海外協力隊としてケニアに赴任することが決まった直後の2011年3月に東日本大震災が発生。ケニア赴任直前までRQ市民災害救援センターにて活動する。ケニアでは青少年活動隊員として児童保護拘置所に赴任。ケニア人の上司・同僚ともに子どもたちの基礎学力向上・社会性向上を目的とした活動を展開する。ケニアから帰国した現在は、修士論文を執筆しながら、途上国とともにゆたかなくらしを目指す団体「SOKONI」を結成し、ケニアツアーや被災地復興支援事業の企画・実施、途上国ビジネスに関するセミナーの開催、途上国商品の輸入販売などを行っている。 参考URL:ブログ 「御用聞き、世界を渡る」
★エコツアーカフェTOKYO★
被災地・途上国の持続可能な発展を目指して 青年海外協力隊員の地域密着型活動
【ゲストスピーカー】岸卓巨氏(元青年海外協力隊/SOKONI代表)
【日時】2014年7月14日(月)19:00-20:30
【参加費】500円(飲み物付)
【場所】モンベルクラブ 渋谷店 5F
東京都渋谷区宇田川町11番5号 モンベル渋谷ビル
*モンベルクラブ 渋谷店は渋谷東急ハンズ向かいにあります。
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【お問い合わせ】日本エコツーリズムセンター
TEL:03-5834-7966 FAX:03-5834-7972
【お申込み】下記のお申込みフォームまたは電話、ファックスでお名前、メールアドレス、ご連絡先電話番号を日本エコツーリズムセンター事務局にお知らせください。エコツアーカフェ終了後は食事をしながらの懇親会もあります(実費)。