[2015.5.28]エコツアーカフェTOKYO79
釜石でソーシャルビジネス5年目
三陸ひとつなぎ自然学校のこれからを教えて!
ボランティアコーディネートや復興ツーリズムを行ってきた“三陸ひとつなぎ自然学校”は活動開始&起業5年目にして、ボランティア・地元の人・起業家などと一緒に、「地域のために立ち上がり、挑戦する人がおおいまち、釜石」を目指し、新たなステージへと大きく舵を切りました。これまでの苦労や今後の展望などお話を伺います。
岩手県・釜石市には、東日本大震災の復興を担いたいという遠方のボランティアだけでなく、地域の資源や文化、自分の特技や知恵を活かしてプログラムを行う地元の「鉄人」たちがたくさんいます。さらには三陸の魚介や地域に伝わる郷土料理、ジビエ、海や山の景色など、「お宝」もたくさん抱えています。
この春、「Let’s!オラの地域のお宝探し!」として、お宝を体験し、鉄人と交流する「かまとら」(釜石+Try、Travel、虎舞…など)プログラムが実施されました。
これらのコーディネート役となっているのが、三陸ひとつなぎ自然学校とその代表の伊藤聡さんです。
伊藤さんは釜石で生まれ育ち、震災発生時は海の見える旅館で番頭をしていました。震災をきっかけに、地域の復旧活動に携わり、ボランティアコーディネートや地域の人々との関係を築く中で、2013年に一般社団法人として団体を立ち上げました。
釜石が好きだという気持ちと、地域内外の人々の支えを糧に、地域復興ツーリズムや子どもたちの体験事業、若者を受け入れ成長につなげるインターンシップなどを復旧・復興につながる活動に取り組んできました。そして立ち上げから団体の基盤ができ、3年目の今年は、「地域のために立ち上がり、挑戦する人がおおいまち、釜石」の実現というコンセプトを打ち出しました。本当の復興には、たくさんの人の力が必要で、そのために、まず地元の人たちに、この地のすばらしさを改めて感じてほしい、との思いが込められています。
実際、「かまとら」は、地元の漁師・猟師さんやお母さん方、震災をきっかけとして釜石に移住したアントレプレナーたちとプログラムを作り上げ、参加した人の中から、新たな挑戦者を発掘しています。3年前、インターンとして地域の団体に派遣された人材会社職員はこの春、新会社を立ち上げるなど、起業も盛んです。
2011年の活動開始から、2013年団体立ち上げを経て、5年目。三陸ひとつなぎ自然学校は、社会的企業として、地域を元気にするインキュベーションとして、どのように「鉄人」と「お宝」をつないできたのか。そしてこれから、どのようなことを企画しているのか。復興ボランティアだけでは分からない、釜石の魅力とは何か。
代表の伊藤さんにお越しいただいて、これまでの苦労や今後の展望などお話を伺います。
[いとう さとし]
釜石生まれの釜石育ち。高校卒業後は一度離れたが、すぐに地元に戻り地域に根差した活動を続ける。 東日本大震災の発生時には、目の前に海を望む旅館で働いており、波に追われる様に逃げた裏山で九死に一生を得る。 その後は旅館の再建と地域の復旧活動に奔走し、活動で得られた様々なご縁や全国から訪れるボランティアの方々、何より地域の方々にお世話になりながら「三陸ひとつなぎ自然学校」を設立。 地元の人間として、これから自分たちが住むまちの未来を思い描きながら活動をしている。
★エコツアーカフェTOKYO★
釜石でソーシャルビジネス5年目 三陸ひとつなぎ自然学校のこれからを教えて!
【ゲストスピーカー】伊藤 聡氏(一般社団法人三陸ひとつなぎ自然学校代表理事
【日時】2015年5月28日(木)19:00-20:30
【参加費】500円(飲み物付)
【場所】日本エコツーリズムセンター事務所
東京都荒川区西日暮里5-38-5
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【お問い合わせ】日本エコツーリズムセンター
TEL:03-5834-7966 FAX:03-5834-7972
【お申込み】下記のお申込みフォームまたは電話、ファックスでお名前、メールアドレス、ご連絡先電話番号を日本エコツーリズムセンター事務局にお知らせください。エコツアーカフェ終了後は食事をしながらの懇親会もあります(実費)。