[2016.914.]エコツアーカフェTOKYO91
我ら山の民
都会にいても「森の一部」として暮らすために
澁澤寿一氏は、東京農業大学大学院を卒業後、パラグアイ国立農業試験場に国際協力事業団の専門家として赴任しました。しかし、日本の大地を耕し、自然と対話しながら作物を育てる農業とは全く違う、お金をもうけることが目的の大規模農業に疑問を感じ、帰国後は、環境モデル都市「ハウステンボス」(長崎オランダ村)の取締役として建設、企画、運営に携わりました。
現在は、樹木・環境ネットワーク協会ならびに共存の森ネットワーク理事長として「森を核とした持続可能な社会づくり」や、全国の高校生100人が森・海・川の「名手・名人」をたずねて聞き書きし、発信する「聞き書き甲子園」の事業、企業を巻き込んだ森づくり「ないわい塾」などで、森林文化の教育、啓発に力を入れています。
澁澤氏は、「私は、森づくりでなく社会づくりをしています。お金やテクノロジーにどれだけ費やしても、環境問題は解決しない。その答えは結局、人間関係にあると思うのです。人々がどういうことを価値だと思い、どうやって他人と結びついていくか、そういうことを創り出すの、環境問題の根本ではないでしょうか。」
日本の近代化に尽力し、熱心な社会活動でも知られる明治の偉人・澁澤栄一の曾孫にあたりますが、 澁澤家の伝統は、森づくり・社会づくりに携わる澁澤寿一氏にも受け継がれています。
第5回となるエコツアーカフェ「山の日シリーズ」企画。 「山の恩恵に感謝し、日本の平和と繁栄を願う。」そんな、山の日を迎えられるようなお話しを伺います。
★開催の様子★
澁澤寿一(しぶさわ・じゅいち)
環境NPO「樹木・環境ネットワーク協会」理事長/ 認定NPO法人「共存の森ネットワーク」理事長/ 農学博士
1952 年生まれ。東京農業大学大学院終了。1980年国際協力事業団専門家としてパラグアイ国立農業試験場に赴任。帰国後、長崎オランダ村、循環型都市「ハウステンボス」の役員として企画、建設、運営まで携わる。 現在、樹木・環境ネットワーク協会ならびに共存の森ネットワーク理事長として日本やアジア各国の環境 NGOと地域づくり、人づくりの活動を実践中。 全国の高校生100人が「森の名手・名人」や「海・川の名人」をたずねて聞き書きし、発信する「聞き書き甲子園」の事業など、森林文化の教育、啓発を行っている。明治の大実業家・渋澤栄一の曾孫にあたる。
★エコツアーカフェTOKYO★
~山の日シリーズ~ 我ら山の民 都会にいても「森の一部」として暮らすために
【ゲストスピーカー】渋澤寿一氏 環境NPO「樹木・環境ネットワーク協会」理事長/ 認定NPO法人「共存の森ネットワーク」理事長
【日時】2016年9月14日(水)19:00-20:30
【参加費】800円(※今年度より渋谷店での開催のみ値上げいたしました)
【場所】 モンベルクラブ 渋谷店
150-0042 東京都渋谷区宇田川町11-5 モンベル渋谷ビル
【お問い合わせ】日本エコツーリズムセンター
TEL:03-5834-7966 FAX:03-5834-7972
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