[2013.3.6-8]エコツーリズム《地域》コーディネーター養成講習会 in 西日暮里
エコツーリズムの第一線で活躍中の講師陣による実践的で発展的な講習会です。スキルとネットワークを得て、地域を元気にするコーディネーターへのステップとなる3日間です。
エコツーリズムの手法によって、地域を元気にするアクションを生み出す地域コーディネーターを養成する講習会を開催します。
全国各地のエコツーリズムに取り組む実践者・団体の全国組織である日本エコツーリズムセンターが、第一線で活躍する講師陣とともにコーディネーターを養成します。
■エコツーリズムで地域を元気にしよう!
当センターでは、エコツーリズムを単なるエコツアーを実施するだけでなく、地域のさまざまな課題を解決し、持続可能な地域づくりをする実施ツールとして捉えています。「エコツーリズムで地域を元気にしよう!」を合い言葉に、獣害や野生動物との共生への取り組み、法規制の研究・提言、災害復興支援など、一般的なエコツーリズムのイメージでは思い浮かばない取り組みを展開しています。
■コーディネーターの地域での役割
資源を発掘し商品化する、人を活かして地域内外のネットワークを構築するなど、地域づくりに欠かせない人材が“地域コーディネーター”です。資源と人をつなぎ、人と人をつなぎます。
講習会では、エコツーリズムの第一線で活躍する講師陣からコーディネーターに必要な実践的知識とスキルを学び、自身の活動と地域へフィードバックし、地域活性化の推進や課題解決につなげていきます。
みなさんの活躍が日本を元気にしていきます!ご参加をお待ちしています。
前回のエコツーリズム地域コーディネーター養成講習会の様子はこちら
地域を元気にするコーディネーターが全国的に求められている今、今年もコーディネーター養成講座を開催!参加者は、既に現場でコーディネーターとして実践されている方から、コーディネーターって何?と感じている学生まで、さまざまな所属・地域・年代の方が参加してくださいました。
1日目講師は日本で初めての自然学校をつくった広瀬敏通氏。はじめに、この3日間の講習会で何を学ぼうとしているのか、そして終了後から何をしなくちゃいけないのかを分かりやすく説明して下さいました。そして、コーディネーターとは?地域を元気にするってどうゆうことなのか、実践方法や大変さなど長年実践されているプロからの言葉はとても重みがあり、納得しながら教わることが出来ました。
笛が吹ける人は人気者になれます♪
地域に人をよぶ広報戦略」では株式会社クールインク代表の山中俊幸氏が講師。イベントになかなか人が集まらない、そもそも広報がよく分からない人も多い中、「広報は特定の誰かを口説く“ラブレター”のようなもの」と広報の基本から成功の秘訣まで講義いただきました。事前宿題で参加者のみなさんが考えてきたキャッチコピーにプロからのアドバイスがビシバシ。
講義形式の講座ですが、聞いてばかりではありません。参加者自身が発表・説明をしなければならない場面も。コーディネーターは様々な場面で『分かりやすく伝える』事が要求されますますので、恥ずかしがってはいられません!
昨年、夏のコーディネーター養成講座では“臨月の講師”として登場した中澤朋代氏ことトモネエは、今回は“2児の母の講師”として登場。かつて自然学校のスタッフとして活躍されていた経験談を交えながら、イベント企画から、リスクマネジメントまで教えて頂きました。トモネエの天性の明るさで講義は笑顔がたえませんでした。
廃校活用した宿泊施設「星ふる学校くまの木」の事務局長 加納麻紀子氏からは、くまの木の取組や外者が地域に入ること(Iターン)についてなどここでしか聞けないお話をして下さいました。全国で小中学校の統廃合が進みさらに廃校のありかたについて注目度が集まる中での先進的な取組を聞ける貴重な場となりました。
さて、いよいよ研修も終わりです。3日間何を感じたのか、何を実践していくのかをみんなで共有。同じ場所にいても感じ方色々。意見を聞くことでお互いに「頑張るぞ!」と、刺激しあいました。
エコツーリズム《地域》コーディネーター養成講習会 2013in 西日暮里
【日 時】2013年3月6日(水)〜8日(金)
【場 所】日本エコツーリズムセンター(東京・西日暮里)
【参加費】エコセン会員:30,000円、一般:33,000円
(現地までの交通費、宿泊・食費、交流会費は含みません)
【主 催】NPO法人日本エコツーリズムセンター
【申込み】下記の申込フォームよりお申し込みください。
【最小催行人数】15名
講師
広瀬敏通 |
日本の自然学校3000校の最初の一校であるホールアース自然学校設立者。日本におけるエコツーリズムの実践と研究では第一人者として知られ、全国のエコツアー前線で長年、仕組みづくりや人材育成を担ってきた。
[日本エコツーリズムセンター代表理事/RQ災害教育センター代表理事] |
加納麻紀子 |
神奈川県藤沢市出身。東京学芸大学教育学部卒業後、社団法人農村環境整備センター(現在は、社団法人地域環境資源センター)にて、農村地域における環境教育活動の調査・研究、普及・推進に携わる。2010年7月よりNPO法人塩谷町旧熊ノ木小学校管理組合事務局長。これを機に家族と共に東京都江戸川区から栃木県塩谷町に移住。
[ 特定非営利活動法人 塩谷町旧熊ノ木小学校管理組合(星ふる学校「くまの木」) 事務局長/日本エコツーリズムセンター世話人] |
山中俊幸 |
雑誌・書籍・新聞・WEBの編集・記事制作、企業広告・商品広告の制作を行う広報のプロ。エコツアーや環境関連情報を発信するウェブサイト上の情報を一覧できる「エコツアー・ドット・ジェイピー」の制作者。
[株式会社クールインク代表/日本エコツーリズムセンター副代表理事] |
中澤朋代 |
岐阜県出身。ホールアース自然学校で、自然体験を指導する傍ら調査研究、プログラム開発や人材育成等に10年程従事。2006年より現職。エコ/グリーンツーリズム・環境教育・自然体験活動を切り口に、実践経験を交えた教育を模索している。
[ 松本大学総合経営学部観光ホスピタリティ学科 専任講師/日本エコツーリズムセンター世話人] |
講習内容
廃校を利用した宿泊型体験学習施設での取り組みを聞き、行政や地域と協働しながらの地域づくりを学ぶ。
地域の自然環境を守りながら実践しなければ、エコツーリズムは本末転倒なものに陥ってしまう。おさえるべきポイントを学ぶ。
地域で活躍するコーディネーターの実際の仕事に迫る。
観光というベクトルとは異なる、自然・地域・社会とそこに暮らす人々のバランスのとれた“社会企業”として、どのように市場をつくるか実践例を元に学ぶ。
自然体験、エコツアー、地域づくり事業などの広報を戦略を立てて成功させる秘訣を学ぶ。
自然や地域での体験活動で起きる事故や災害を想定し危機管理する能力を身に付ける。
参加型プログラムにおける、安全管理とそのマニュアルづくりを実践する。
エコツーリズムの定義や形はさまざま。では“地域を元気に”を目的としたエコツーリズムとはどのようなものか?を論じます。
参加者がコーディネーターとして地域でやりたいこと、目指すことを共有し、自分自身の理解と今後の課題を見つめる。
スケジュール
1日目 3/6(水)
12:30 受付開始
13:00〜18:30 講習
2日目 3/7(木)
9:00〜19:30 講習
交流会
3日目 3/8(金)
9:30〜15:15 講習
講習会終了
※スケジュール・内容は天候やその他の事情によって変更する場合があります