エコセン事務所開所日

月水金(祝日の場合は休)
エコセン

 

「教育と刃物」セミナー報告

 

Google

WWW を検索

エコセンの中を検索

連続セミナー「災害と減災」をベースにしたエコセン前代表広瀬敏通氏の新刊です!

災害を
生き抜く

地域を元気にする地元学

地域活性化のヒントと実例がここにある。エコセンブックレット誕生!

地域を元気にする地元学

 

フクシマBOOK

マスメディアからは聞こえない原発被害・福島の声!

フクシマBOOK

 

 

 

自然学校「エネルギー・プログラム」アイデア集

身近な自然資源からエネルギーを自給!

自然学校「エネルギー・プログラム」アイデア集

 

 

野生動物インタープリター

獣害対策や地域活性化を推進する人に!

野生動物インタープリター

 

 

 

 

災害を生き抜く

エコセン連続セミナー「災害と減災」をベースにした前代表広瀬敏通氏の渾身の書

災害を生き抜く

 

RQ災害教育センター
地球環境基金
Share/Bookmark

[2012.1.27-29]野生動物との共生を探るエコツアー

マタギと世界遺産を歩こう

世界遺産白神山地マタギから学ぶ生き方暮らし方

マタギの伝統文化に触れ、獣害を考えよう!

ブナの豊かな原生林が広がる世界遺産・白神山地で、山の恵みを守り伝えてきたマタギが森の生活を案内します。

 

手付かずの広大なブナ原生林が広がる、白神山地。1993年に自然遺産に登録され、多くの自然愛好家を魅了しています。

半年間も雪に閉ざされるこの地域では、その昔、クマやシカなどの獲物を捕らえて生計を立てるマタギが数多くいました。しかし、高齢化や後継者不足で、今では失われつつあるのがマタギ文化です。

青森県西目屋村で活躍する「白神マタギ舎」の工藤光治さんは、数少ないマタギの一人。白神山地におけるマタギ文化伝承の第一人者が、マタギしか知らない白神山地を案内します。 白神山地での狩りの手法やマタギの生活、マタギ鍋の作り方など、マタギの自然との付き合い方を手がかりに、野生動物と私たち人間との共生・共存の道を探ってみましょう。運がよければ、めったに見られない厳冬の八甲田山で樹氷群にも出会えるチャンスもあります。

エコセン代表理事の広瀬敏通をはじめ、経験豊富な世話人たちも同行し、解説します。ご期待ください。

 

エコセンProject11

 

★『野生動物との共生を探るエコツアー:世界遺産白神山地マタギから学ぶ生き方暮らし方』★

【内容】

【1日目】

 ・世界遺産白神山地ビジターセンター「命輝く森」を視察

 ・環境省遺産センターのレンジャーから現地に関する情報提供

【2日目】

 ・マタギの工藤光治さんと白神山地雪の森を歩く

 ・昼食:マタギ鍋(予定)

【3日目】

 ・八甲田山の樹氷群を歩く

 ・酸ヶ湯温泉で各自昼食、入浴

 ※天候などにより変更になる可能性があります。

 

【ゲスト】工藤光治氏(白神マタギ舎)、高田敏幸氏(NPO法人岩木山自然学校代表)

 

レポート:野生動物との共生を探るエコツアー

 

縄文から続くブナの原生林・白神山地と、津軽富士と呼ばれる岩木山のふもとに今も伝統的な狩猟を続けている“マタギ”と呼ばれる人たちがいます。マタギの方とともに厳寒の青森の雪山を巡りながら、自然とともにあることを感じる旅に出ました。

白神山地・白銀遠景

厳しく豊かな自然と生活が密接した青森の津軽地方。

 

マタギの工藤光治氏

その森へ分け入り、クマやウサギなど野生動物を捕らえて、自然から「命をいただく」という狩猟の伝統を受け継いでいるマタギの工藤光治さんに出会いました。

 

マタギの工藤光治氏

雪が積もる森を歩きながら、雪面に残る痕跡や樹木に記された食痕を発見し、冬ならではの動物たちの習性、目に見えない動物たちの営みについて話をうかがいました。

サルが剥いで食べた樹木の跡。そうしたサルを捕らえて食べるマタギ。それだけの関係を聞くと、敵対関係にあるように見える。しかし、マタギはサルたちが食べる樹木は残す。そうしてマタギとサルは共存してきたという証がこの皮が剥がれた一本の樹木にあらわれています。

 

かんじきでのぼる工藤光治氏

かんじきひとつで急峻な雪山もひとりで登っていく工藤マタギの背中には、厳しく、一方で現代の私たちにとっては遠い存在になってしまった自然とどのように向き合うかを導いてくれるような力強さがありました。

 

マタギの工藤光治氏

山に分け入り動物たちを狩猟するマタギの方は、動物を憎い者としてみているわけではない。支配するものとして見ているわけでもない。“命をいただいている”、という真摯な態度で、命と向き合っている。緊張感あふれるクマ狩りや、絶命したクマを見届ける際の伝統的な儀式の話など、工藤さんの言葉ひとつひとつを聞き逃さないよう、受け止めました。

 

廃油キャンドルづくり廃油キャンドルづくり廃油キャンドルづくり

ペンションワンダーランドでは、おいしい食事やあたたかい時間をすごさせていただき、廃油を使ったキャンドルづくりにも挑戦しました。

スノーシュートレッキング

雪上をスノーシューでトレッキングしたり、宿舎では雪下ろしも手伝って、雪山の厳しさを体いっぱい体感しました。

 

氷曝

地元の名所“暗門の滝”は滝口と滝壺がつながり、大地から突き出すような氷曝になっていました。背後には、地元に長く伝わる信仰を思わせる神仏混合の祭壇がありました。出会いを感謝し、旅の無事を祈りました。

 

八甲田山の樹氷

八甲田山では猛吹雪。まるで自らが樹氷になっていくような体験でした。

 

酸ヶ湯温泉で記念撮影

あっという間だった三日間をともにした皆さん。獣害や自然への好奇心が強く、何より気持ちの良い仲間たちとの楽しい体験やおしゃべりも旅の収穫です。

参 加 者 の 声
  • マタギの工藤さんのお話が素晴らしかった。ヤマに生きる知恵や掟、伝統の生き物との共存、姿勢…。そして参加者の皆さんも話して興味深い仲間でよかったです。

     

  • 共生という言葉をよく聞くようになったけれど、この言葉で丸められてしまって見えにくくなっている関係、つながり、接続が様々あるのだなあと思いました。殺す、殺される。食う、残す。などなど。視覚優位な私ですが普段どれだけのものが見えているのか反省、というよりこれからのチャレンジが言葉に出来そうな感じです。

     

  • マタギ工藤さん。何故ガイドをしているのかを方っておられる姿を見て魂が揺さぶられた思いがしました。工藤さん宅で食事をした後バスに乗った後、何故か涙がとまらなくなりました。この感覚は一体何?

     

  • マタギに学ぶ…というタイトルへの期待に応えてくれるツアーでした。高田さんの地域の情報、マタギの工藤さんのお話は体験に基づく重みがあって参加したかいがあると思いました。新雪を駆け回ったり転がったり子供に帰ったような楽しさと参加者の方々の豊富な知識や興味によるおしゃべりの組み合わせはとても贅沢でした。雪下ろしの手伝いまで体験できてよかったです。

     

 

【日時】2012年1月27日(金)13:30〜29日(日)15:00 2泊3日

【場所】岩木山麗温泉ペンションワンダーランド泊(青森県弘前市)

【集合】JR新青森駅:27日13:30集合

【解散】JR新青森駅:29日15:00解散

【定員】15名

【申込締切】1月20日(金)

【費用】42,000円(保険、宿泊、食事5食込み。3日目昼食代・入浴代別。)

※現地までの往復交通費は各自ご負担下さい。

【お問い合わせ】日本エコツーリズムセンター

  TEL:03-5834-7966 FAX:03-5834-7972

 

※このツアーは一般社団法人セブン-イレブン記念財団の公募助成を受け、日本エコツーリズムセンターと岩木山麗温泉ペンションワンダーランドの共催で実施しています。

 

 

岩木山

白銀に輝く岩木山を臨む

 

岩木山でのスノーハイキングの様子

 

柏島

雪が積もる森を歩きながら、自然や野生動物についてじっくり解説します

 

柏島

八甲田山の樹氷

 

柏島

ゴンドラから見た樹氷群

 

 

 

Share/Bookmark

 


▲TOP | 問い合わせ