[2015.3.20]MATAGIフォーラム
MATAGIフォーラム
けものの皮と革使いを広げるには
都会の真ん中にある皮加工の工場からスタートし、いま広がりつつある野生鳥獣の皮利用の意味やその活用。野生動物の“命を頂く”ことについて、人と動物や自然との共生を見つめ、皮の利用の現実と可能性について知っていただくフォーラムを開催します。
近年、野生鳥獣-中でもシカやイノシシの頭数増加に伴い、中山間地では農林業に被害が出ているほか、生態系への影響が深刻化しています。環境省ではシカ・イノシシの生息数の管理に乗り出しており、全国で野生動物管理のための方策が進められ、狩猟も奨励されています。
さらには、ジビエに代表される肉の利用に注目が集まっていますが、まだ流通する量は限定的で、多くの肉や角、骨、皮は廃棄されているのが現状です。
そんなシカ・イノシシの皮を加工する町が実は東京墨田区にあります。長年、皮なめしの工場を行う山口産業では、環境に配慮したエコレザーづくりと、全国で獣害捕獲された獣の皮を捨てることなく利用する取り組みを積極的に行っています。
全国の野生鳥獣の捕獲した里山から、皮を東京墨田区へ送り、なめした革を現地へ戻す。
MATAGIプロジェクトでは、山口産業を中心に、環境関連の団体、大学などが野生鳥獣の皮利用を推進しています。
そんな里山地域と都心を結ぶ活動について知っていただきたく、今回、東京で先駆的に取り組まれてきた皆さんをゲストにお呼びし、野生鳥獣の皮利用の意味やその活用について、また野生動物の命を頂くことから話をする懇談会を開催したく思います。同時に記者発表も行います。
皮の利用の現実と可能性について知っていただく機会になれば幸いです。
<第二部>から(18:30開始)のご参加もお待ちしております。
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開催概要
MATAGIフォーラム けものの皮と革使いを広げるには
【日時】2015年3月20日(金)
<第一部>供養祭と革工場見学
15:00 八広駅改札集合
15:30 万福寺での供養祭
16:00 革工場見学
16:30 工場出発
<第二部>MATAGIフォーラム
会場:日本エコツーリズムセンター
17:30 記者発表会
18:30 懇談会「けものの皮と革使いを広げるには」
20:30 終了
【第一部会場】山口産業(東京都墨田区東墨田3-11-10)[地図]
【第二部会場】日本エコツーリズムセンター(東京都荒川区西日暮里5-38-5)[地図]
【参加費】無料
【定員】<第一部>30名・<第二部>50名
【主催】MATAGIプロジェクト/日本エコツーリズムセンター
*この事業は日立環境財団の助成を受けて実施します。
※皮革工場と同業にあたる革なめし、染色業者の方はお申し込みできません。
【お問い合わせ】日本エコツーリズムセンター
TEL:03-5834-7966 FAX:03-5834-7972