[2013.06.14]自然エネルギー×自然学校フォーラム
自然エネルギーの自給生活と子供達への体験プログラム実践者5名の基調講演、そして参加者を交えたディスカッションを行います。自然エネルギーを取り入れた持続可能なライフスタイルへの転換を目指すとともに、自然エネルギーをテーマとした体験活動の充実化を図ります。
昨年、自然エネルギー推進自然学校ネットワーク(略称・自然学校エネルギーネット)という、「自然学校」+「自然エネルギー」を推進することで、原子力に頼らない持続可能なライフスタイルへの転換を目指す全国ネットワークが立ち上がりました。昨年は、東京や京都などでフォーラムを開催し、今年も東京での開催が決定いたしました。
自然界は、子ども時代の体験を通して、生きる力を育む教室で、同時に自然・人間と、エネルギーの強い関わりやその役割と価値を体験的に身に着けていく場でもあります。一方で、子どもに体験活動を提供する自然学校が自然エネルギーについて多彩なプログラムを提供していくことも注目されていていることから、今回は、自然エネルギーを実際に自然学校のプログラムや生活に導入している実践者からの声をお届けします。
太陽光発電や薪ストーブなどを暮らしに取り入れ子供達と暮らす辻英之氏。自然学校のコーディネーターとして長年携われてこられた中澤朋代氏。京都府美山町でスローフードとアウトドアを営みながら実践する自然エネルギーの取組をおこなっている藤原誉氏。自給自足を実践しながら子供達に環境エネルギープログラムを行っている遠藤亮氏。小水力発電を使った子供向けプログラムなど既に実施している辻一憲氏の5名のゲストです。
そして、体験活動の充実化を図ることや新たなプログラムの開発をめざす全体ディスカッションを参加者と共に行っていきます。
自然エネルギーの導入や体験プログラムをお考えの方、地域でのエネルギー自給に関心のある方など、この機会に是非ご参加ください!
NPO法人 グリーンウッド自然体験教育センター 代表理事
[つじ・ひでゆき] 信州泰阜村に移住して18年。山村に根ざした山村留学や自然体験教育キャンプ等を進めることを通して、「何もない村」における「教育」の産業化に成功した。村の暮らしの文化に内在する教育力を信じぬき、子どものみならず青年や地域住民など、関わる人々すべてに学びがある質の高い体験活動の提供をめざしている。現在、当該NPO代表理事の他、立教大学、飯田女子短期大学の非常勤講師。著書に「奇跡のむらの物語 ~1000人のこどもが限界集落を救う!」(農文協)。
松本大学総合経営学部観光ホスピタリティ学科 専任講師
[なかざわ・ともよ]岐阜県出身。ホールアース自然学校で、自然体験を指導する傍ら調査研究、プログラム開発や人材育成等に10年程従事。2006年より現職。エコ/グリーンツーリズム・環境教育・自然体験活動を切り口に、実践経験を交えた教育を模索している。
田歌舎 代表
[ふじわら・ほまる]大学卒業後、間もなく美山町へ移住。 建築業の見習い、養鶏場でのアルバイトなどと同時進行でラフティングガイドを中心にアウトドアガイドとしても関西、四国を中心に活動する。いろいろなことをして暮らすこと、「現代版の百姓」が今の時代こそ可能であるという事を実証すべく、30代に入り独立、「田歌舎」を立ち上げる。
柏崎夢の森公園 チーフインタープリター
[えんどう・あきら]損保会社、コンサル会社を経て、自然とともに生きる暮らしを求めて、環境教育の世界へ(ホールアース自然学校)。小さい頃からキャンプ、釣りなどを楽しみ、大学時代にワンダーフォーゲル部で登山を始める。沢登り、カヤック、渓流釣りなど、水系の遊びも得意。現在、食も、生活の道具も、家も、自分の手で自分の暮らしをつくれるように修行中!
自然体験共学センター 理事長
[つじ・かずのり]早稲田大学在学中より国際交流・協力活動に携わる。‘00に故郷、福井に戻り、自然体験活動への取り組みスタート。NPO自然体験活動推進協議会(CONE)理事、CONE福井副代表、福井県日中友好協会理事、Kids’AU副代表,など、北東アジアとの連携、平和、福祉などのテーマにも取り組む。モットーは「未来のために自分が出来ることをチャレンジし続ける」
第1部のパネリストとシンポジウムに参加するみなさまとともに、体験活動の充実化と新たなプログラムの開発につながるディスカッションを行います。
コーディネーター
広瀬敏通氏 日本エコツーリズムセンター 代表理事
会場の様子
基調講演:「暮らしに取り入れる自然エネルギー」 辻 英之氏(NPO法人 グリーンウッド自然体験教育センター 代表理事)
基調講演:「自然学校×里山×自然エネルギーの取り組み」 藤原 誉氏(田歌舎 代表)
基調講演:「柏崎の『持続可能な暮らし』を目指す、ゆるやかなつながり」 遠藤 亮氏(柏崎夢の森公園 チーフインタープリター)
基調講演:「子どもの気づきを生かす自然エネルギー体験プログラム」 辻 一憲氏(自然体験共学センター 理事長)
基調講演:「体験プログラムの生かし方」 中澤朋代氏(松本大学総合経営学部観光ホスピタリティ学科 専任講師)
パネルディスカッションの様子
【日 時】2013年6月14日(金)16:00〜19:30 15:30受付開始
【場所】日本エコツーリズムセンター
東京都荒川区西日暮里5-38-5 日能研ビル6F
※山手線の線路沿いの道からお越しください。
【参加費】500円
【お問い合わせ】日本エコツーリズムセンター
TEL:03-5834-7966 FAX:03-5834-7972