[2012.10.14-16]野生動物インタープリター研修会《初級》in奥多摩
現代の複雑な野生動物事情を踏まえ、フィールドワークを通じて、先進的なインタープリター研修を実施します。
保護管理、獣害対策、家畜、ペット・・・。
複雑化する人間との関係性の中、野生動物との共生の理解を踏まえたインタープリテーションが求められています。
私たち人間と野生動物との距離、みずからの動物観を意識しながら、どのようにかれらの存在と価値を伝えるのか。
実際に野生動物が生息するフィールドを歩きながら、動物の痕跡(フィールドサイン)を読み解きます。
現場での経験豊富な講師による事例や問いかけで話題を深め、参加者同士で意見を交換しながら、野生動物との上手な付き合い方を論じます。座学だけでなく、充実したフィールドワークも組み込みました。
みなさまのご参加をお待ちしています。
前回の野生動物インタープリター研修会の様子はこちら
シカによって樹木が傷つけられた痕。
野生動物インタープリター研修会《初級》in奥多摩
【日 時】2012年10月14日(日)~16日(火)
【場 所】東京都立奥多摩湖畔公園 山のふるさと村ビジターセンター(東京都西多摩郡奥多摩町川野1740)
【参加費】エコセン会員:20,000円、一般:22,000円、学生:15,000円
2日間のみの参加の場合:エコセン会員:15,000円、一般:17,000円
(2泊6食もしくは1泊4食込み。現地までの交通費、交流会費は含みません)
【主 催】NPO法人日本エコツーリズムセンター
【後 援】東京都立奥多摩湖畔公園 山のふるさと村
【申込み】下記の申込みフォームよりお申込ください。
※この研修は一般社団法人セブン-イレブン記念財団の公募助成を受けて実施しています。
講習内容
○野生動物的アイスブレイク
○夜のウォッチング体験
○フィールドの見方
都市郊外、里山、奥山、人工林などと野生動物
○野生動物を知る
野生動物の探し方や観察の仕方、野生動物の生態を知る
○フィールドサインを読む
食痕、糞、獣道、巣跡など野生動物の痕跡を読み解く
○動物観を養う
人と動物との長い関わり、距離感の取り方、動物との共生
○獣害の実際を知る
全国に蔓延する獣害の実像を知る
講師
広瀬敏通 |
国内で最初の自然学校であるホールアース自然学校を1982年に創設。自然学校やエコツーリズムの第一人者として国内外で活躍。人材育成、地域つくりの専門家。国土審議会、中央環境審議会など歴任。自然学校研究所主宰、日本エコツーリズムセンター代表理事。
[日本エコツーリズムセンター代表理事/一般社団法人RQ災害教育センター 代表理事] |
小林毅 |
(財)日本自然保護協会主任研究員、(株)自然教育研究センター代表などを経て、現職。一環してビジターセンターのインタープリテーション、インタープリターの養成を手がけてきた。野生動物を素材としたエコツーリズムを国内外で実施。
[帝京科学大学アニマルサイエンス科 教授/インタープリテーション(IP)協会代表/日本エコツーリズムセンター理事] |
田畑伊織 |
学生時代より東京奥多摩のカモシカ調査に従事。卒業後(株)自然教育
研究センターに就職、以後15年間都立奥多摩湖畔公園山のふるさと村ビジターセンターのインタープリターとして勤務。また、インタープリターやエコツーリズムガイドなど環境教育指導者の人材育成を担当。
[かもしかの会東京代表/自然教育研究センター特別研究員(非常勤)/東京都鳥獣保護員] |
※スケジュール・内容は天候やその他の事情によって変更する場合があります