国産鹿革を使うことには意味がある!
商品企画ワークショップ
シカやイノシシによる被害はとても深刻で、個体数の調節の為に盛んに駆除がされていますが、その大部分は捨てられています。そこで、若者のセンスで商品企画を行ってみよう!
生態系のバランスの崩れによって日本各地で重大な問題となっている野生鳥獣との共生問題。
日本全国の野生鳥獣による農業被害額は年間で240億円にのぼっています。個体数の調節の為に駆除活動が盛んにおこなわれるようになりましたが、仕留められた獣の肉、と皮の大部分が利用されることなく捨てられていることが明らかになりました。
また、中には革を商品化し町おこしにつなげる動きもありますが、日本人は「革」製品になじみが薄いとされ、特にその傾向は若者から顕著見られます。
そこで、革加工の現場を見学し、その後「こんな製品だったらほしい」という声を集めて商品開発につなげます。
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【鹿革製品づくり&猟師】 井野春香氏 けもかわproject
[いの・はるか]熊本県出身、26歳。幼い頃から野生動物に関わる職に憧れていたことから、県内の菊池農業高校畜産科学科に進学。そこで鹿を育てたことをきっかけに鹿が大好きになり、島根大学にて森林環境を学んだ。2010年に泰阜村で山村留学などに取り組むNPO法人グリーンウッド自然体験教育センターに就職。そこで猟師から鹿を頂き、こども達と共にさばいて食べるなど体験を通じて「命」を伝える活動をしていたが、原発事故後、食と放射能の関係から鹿が食べれなくなる。そのことをきっかけに、やはり有害鳥獣の課題と正面から向き合いたいと同法人を辞め、昨年地域おこし協力隊員として有害鳥獣の皮革の活用を通じた活動「けもかわproject」をたちあげることとなった。
【ワークショップ講師】 森 高一氏 株式会社森企画 代表
[もり・こういち]1967年東京生まれ。環境教育、環境コミュニケーションのプロデューサー、プランナー。 1990年からこの分野で活動。エコツーに関しては、92年日本環境教育フォーラムでエコツーリズム研究会を主宰。以降、日本エコツーリズム協会の設立、エコセンの設立に関わる。仕事では、東京ガス・環境エネルギー館の立ち上げとストップおんだん館プロデュース、新宿御苑100周年事業や北海道洞爺湖サミットでの政府展示、オール東京62のエコプロ展などにあたる。
革工場見学と商品企画ワークショップ
【日時】2015年1月13日(火)第1部:15:10~16:40 第2部:16:50~18:00
【場所】松本大学
【参加費】無料
【定員】20名
【主催】日本エコツーリズムセンター
【共催】山口産業/革のまちすみだ会/MATAGIプロジェクト
【お問い合わせ】日本エコツーリズムセンター
TEL:03-5834-7966 FAX:03-5834-7972
この活動は日立NPO助成を受けて行っております。