[2008.01.24]
エコツーリズムを推進するためには、地域内外でコミュニケーションをとり、さまざまな人をつなげていくことがとても大切。コーディネーターの資質とは何か、エコツーリズムを推進するために何が必要なのかを第一線で活躍する講師陣から学ぶ日本エコツーリズムセンター主催の「エコツーリズム・コーディネーター養成講習会」を沖縄・那覇で実施しました。
その様子を写真で報告します。
【日時】2008年1月24日(木)〜26日(土)
【場所】那覇市ぶんかテンブス館
うちなんちゅ(沖縄の人)はもちろん、北は秋田、そして四国やなんと三宅島からも、熱い思いを持った参加者が那覇に集合しました。
がじゅまる自然学校校長の浅子氏。県内のエコツー市場の動向とともに、行政の動きの話もあり、エコツー関係の動きは非常に活発であることが。
年間8万人以上の教育旅行者を受け入れるニライカナイ代表の加蘭氏。修学旅行の大切さを熱弁。地域への経済効果の実情とともに子どもへの教育の重要性を説きました。
やんばる自然塾副代表の島袋氏。食堂もなく、観光客もほとんど来なかった十数年前。地域を元気にしたいという活動がエコツーリズムになっていったと、エコツーリズムが地域振興に繋がった実体験を語ってくれました。
申込時から期待の高かった広報戦略について、山中エコセン事務局長がするどいきりくちで語りました。参加者の所属団体のHPを実際に見て検証。参加者にはドキドキの時間でした。
世界を飛び回った後沖縄で観光案内をしているアンカーリング代表の中村氏は、繋ぐだけでなく、創るコーディネーターも必要だと参加者に新しい視点を提供してくれました。
室内の講義が続くこの講習会で、ホールアース研究所沖縄事務局長の田中氏のにっこりスマイルにみんなが癒されました。
全国各地でコーディネーター役を務めている東京農工大学客員教授の福井氏は、「すべてはつながっている」ということを様々な地域の事例を通して語ってくれました。
みんないろんなことを知りたい!&語りたい!! 時間の足りないコーディネーターフォーラムとなりました。
これから地元にもどり、大いに活躍していく頼もしい仲間たちです。
講習内容(内容は変わる可能性もあります)
エコツーリズム概論
エコツアー市場の動向 1・2
コーディネーターの役割
エコツーリズムと地域振興
エコツアーの広報戦略
リスクマネジメントと保険
ガイドの資質と養成
コーディネーターフォーラム
環境保全の仕組みづくり
エコツーリズムにおける「地域」論
講師
広瀬敏通[ホールアース自然学校代表/日本エコツーリズムセンター代表理事]
山中俊幸[エコツアー・ドット・ジェイピー編集人/日本エコツーリズムセンター事務局長]
加蘭明宏[沖縄体験学習研究会ニライカナイ代表/県体験型観光推進協議会代表幹事]
島袋徳和[やんばる自然塾代表/東村議員]
田中啓介[NPO沖縄ホールアース事務局長]
浅子智昭[がじゅまる自然学校校長]
福井 隆[東京農工大学客員教授]
中村圭一郎[(株)アンカーリングジャパン代表]