[2009.02.10]
エコツアーガイドとして必要な様々なノウハウをエコツーリズムの第一線で活躍する講師陣から学べる「エコツアーガイド養成講習会」を2009年2月10日からの3日間、東京で開催しました。北は北海道、南は沖縄県波照間島からの参加者が集い、エコツアーや地域についての学びを深めました。
まずは打ち解け合いの時間。ホールアース自然学校・エコセン代表の広瀬さんから、アイスブレイクのゲームを学びながら、あっという間に打ち解け合いました。
リスクマネジメントでは、国際自然大学校代表の佐藤初雄さんから、実践を通して「危険予知」の手法を学びます。ゲームを体験した人と、見ていただけの人では、危険を感じる部分にも差がでました。
インタープリテーション協会代表の小林毅さん。様々な手法を通して
伝える難しさを実感します。
小林さんから出されたお題をグループごとにインタプリターになって伝え
ます。並べた葉っぱは何を意味するのでしょうか。うまく伝わったかな?
都会の価値観ではなく地域の価値観が必要だと説く東京農工大学福井隆さん。「本当の豊かさとは何か」みんなの心に深く問いかけます。
ガイドフォーラムでは、これからの自分についてや、忘れかけていたスタート地点での思いなど、みんなが自分の思いを語ります。参加者は、教員、民宿経営、NPO職員、農業、主婦、会社員などバックグラウンドはさまざまですが、みんな思いは熱いです!
松本大学総合経営学部観光ホスピタリティ学科専任講師の中澤朋代さん。ホールアース自然学校の職員だった経験をいかし、実態に基づいた事業運営についてお話いただきました。
「ローインパクト法」では実際に事業者になったつもりで、ゴミやトイレなどツアー中に避けて通れない課題についてどういう対応をするのかを考えました。
新たな思いの芽がたくさん出ました。講習会は終わりますが、それぞれの場所に戻り、それぞれの活動が始まります!
参 加 者 の 声
エコツアーガイド養成講習会in代々木
【日 時】2009年2月10日(火)〜12日(木)
2泊3日
【場 所】国立オリンピック記念青少年総合センター(東京・代々木)
【参加費】25,000円(別途2泊3日の宿泊食費必要)
【主 催】日本エコツーリズムセンター
【講習内容】
ガイド技術
伝える技術(インタープリテーション)
リスクマネジメント
エコツアー体験会
事業運営
エコツーリズムを事業する
地域に根ざしたエコツーリズムの未来
地元学の学び方
環境保全
環境保全の考え方と仕組み
ローインパクト法
講師
広瀬敏通 [ホールアース自然学校代表/日本エコツーリズムセンター代表理事]
小林 毅 [岐阜県立森林文化アカデミー教授/日本インタープリテーション協会代表]
佐藤初雄 [国際自然大学校代表]
福井 隆 [東京農工大学客員教授]
中澤朋代 [松本大学総合経営学部観光ホスピタリティ学科専任講師]
* 昨年のエコツアーガイド養成講習会in代々木の様子はこちら