[2009.10.11]震災エコツアー第5弾
東北の数少ない自然学校のひとつとして活動し、不登校の子たちの寄宿や山村留学、森のようちえんなど数々の取り組みを行ってきた「くりこま高原自然学校」が、2008年6月14日(土)の岩手・宮城内陸地震で甚大な被害を受けました。エコセンでは地震発生当初から情報収集に務め、できるかぎりのバックアップを行うべく行動してきました。そして、復興を応援するための震災エコツアーを実施しています。 このツアーは、実際に災害の現地に立つことによる災害教育にもなり、また、現場の声を全国に発信していくための大切なツアーです。
くりこま高原自然学校では、新しい拠点となった松倉校で動物を飼い始めたり、「北上川自然学校」を新たに開校したりするなどパワフルに活動しています。しかし、ホームグラウンドである耕英地区ではまだ活動が開始できないでいます。
そんなくりこま高原自然学校を応援にいってきました! 小学生の参加もあり、賑やかなツアーとなりました。
日本でも最大級の崩落がおきた荒砥沢ダムの崩落箇所には、すでに重機がはいり以前とは違う姿になっていました。貴重な自然現象・遺産をできる限りありのままの姿で残したいと、地元の方々が署名運動を実施しています。
この日一番楽しかったのは、旧くりでん(くりはら田園鉄道)の線路で遊んだこと、と小学生の感想。大人もたっぷり楽しんでいました!
くい掛けのことをこのあたりでは”ほんにょ”と呼ぶそうです。くりこま高原自然学校の松倉校の近くでは、めずらしい”ねじりほんにょ”をちょうどつくっているところを見せていただいきました。
栗駒は秋の色鮮やかでした。ねじりほんにょの後は、栗拾いに夢中。
イワナづくしのお昼ご飯。日本で最初にイワナの養殖に成功した数又養殖場。
渡り鳥のシーズンで、田んぼにはガンなどの水鳥たちがいっぱい。
●前回のくりこま復興支援ツアーの様子はこちら
★震災エコツアー第5弾「くりこま震災応援エコツアー」★
【日時】2009年10月11日(日)〜12日(月・祝)1泊2日
【場所】宮城県栗原市
【集合】東北新幹線くりこま高原駅10時45分集合(翌15時40分解散)
【定員】15名 1時間程度の徒歩が出来る方(小学生以上)
【費用】12,000円(新幹線交通費別、宿泊費無料、食材費込み、懇親会費別)
※参加費は全額くりこま高原自然学校にお渡しします。