[2012.12.19]連続セミナー『災害と減災』4
いつ来るかわからない災害。日本に暮らしていれば、被災する可能性は高い。実際に被災したら、どうするか。日ごろからどんな備えをし、被災時にはどう動いたらいいか。そして、災害を通じて何を学べるのか。エコセン代表でRQ災害教育センター代表理事の広瀬敏通が全6回のセミナーを通じて災害を多角的に紐解きます。
災害と減災連続セミナーの第4回は「日本の防災と減災、助かるメカニズム」がテーマ。防災では優れた実績をもってきた日本が、「想定外」の災害で敗れ去った東日本大震災。マニュアルの落とし穴からまだ十分抜け出てはいないこの社会で、ほんとうに人々や自分の命と暮らしを守る減災の取り組みは何なのか。命が助かるためのメカニズムを検証しつつ、実例に沿った『助かり方』を共有します。
[全6回スケジュール]
第1回 |
災害大国の日本2012年11月7日(水)19:00~21:00 |
第2回 |
災害と都市2012年11月21日(水)19:00~21:00 首都圏直下地震や名古屋、大阪など都市圏での深刻な被害予想の中身を検証。都市で生き抜く知恵を伝えます。 |
第3回 |
災害時パニックと情報の役割り2012年12月5日(水)19:00~21:00 パニックを多角的に調べ、その仕組み説き明かします。さらに情報の持つ力と怖さも豊富な事例で検証します。 |
第4回 |
日本の防災と減災、助かるメカニズム2012年12月19日(水)19:00~21:00 防災では優れた実績の日本が、「想定外」の災害で敗れ去った東日本大震災。マニュアルではない実践的な防災減災について話します。 |
第5回 |
2013年1月9日(水)19:00~21:00 「無償の行為」ではなく「自発的な行為」がボランティア。ボランティアの役割りと効果、その可能性について見てみます。 |
第6回 |
2013年1月23日(水)19:00~21:00 被災地に行ってくると自分が一皮むける、そんな経験は誰にでもあります。ところがそれこそが災害大国でとても重要な意味を持ってくるのです。 |
[参加費] 各回2,000円(飲み物、資料つき)
【ひろせとしみち】20代はアジア各地で個人NGOや国際ボランティアとして村つくりや難民キャンプ支援を行い、1982年に国内最初の自然学校となるホールアース自然学校を創設。冒険好きな子どもたちの育成に尽くした。国内外で自然学校やエコツーリズムを普及し、現在3700校ある日本の自然学校の第一人者として多くの自然学校人材を育てた。
政府の災害救援専門機関「国際緊急援助隊」創設メンバー。阪神淡路大震災では東灘小のボラセン、中越地震では川口町ボラセンをそれぞれ立ち上げて活動。スマトラやペルーにもスタッフを派遣し救援活動を行った。東日本大震災では2日後にRQ(レスキュー)市民災害救援センターを立ち上げ、現在、一般社団法人RQ災害教育センター代表理事。
災害が起きた時、自分で出来る減災とは一体なんなのか。『防災の日』など防災記念日はたくさんありますが、ただあるだけでは身になりません。物の準備、心の準備、そして行動の準備をしていきましょう。
家での死者は80%以上が圧死です。耐震シェルターを家に設置したり、逃げ道がふさがれないように工夫したりなど今すぐできることがあります。職場や通勤中にみまわれた場合の対処法など、状況によって対処法は異なりますが、3.11を思い出して、シュミレーションをすることが大切です。
世界中で災害が起きている今でも「実際に自分に降りかかることはないだろう」とどうしても思いがち。しかし、大切なのは今から自分ごととして考え、当日にためらわずに自分野スイッチが入れられることです。極度の緊張状態になることもあるかもしれません。今から後悔のないように準備をしていきましょう。
★連続セミナー『災害と減災』@西日暮里★
第4回「日本の防災と減災、助かるメカニズム」
【スピーカー】広瀬敏通(日本エコツーリズムセンター代表理事、RQ災害教育センター代表理事)
【日時】2012年12月19日(水)19:00-21:00
【参加費】2,000円(飲み物、テキスト付)
【共催】一般社団法人RQ災害教育センター
【場所】日本エコツーリズムセンター事務所
東京都荒川区西日暮里5-38-5 日能研ビル2F
【お問い合わせ】日本エコツーリズムセンター
TEL:03-5834-7966 FAX:03-5834-7972