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RQ市民災害救援センター活動レポート03 山形県天童市に新現地本部設置 |
広瀬敏通 |
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モデレータ 状態: オフライン 登録日: 2009年06月30日 投稿数: 20 |
2011年3月19日
今朝まで活動していた仙台市内は一見、被災の痕跡が見当たらないほどですが、市内のダイエーやコンビニは開店前から信じられないほどの長蛇の列ができて、物不足が敗戦直後のようです。(話しで聞いているだけですが) そこから1時間の山形県天童市の企業の空き倉庫が 全国の物資の集積拠点兼、ボランティアセンターになっています。 今日、作りました。 明朝はここに40トンほどのアウトドア義援隊と エコセンRQの支援物資が到着する予定です。 これを限られたボランティアで荷受、仕分けをおこなうので 気が遠くなるようですが、みんな息高く陽気に頑張っています。 一方、被災現地に物資を配布する活動を行っているチームからは 切実な声や状況が届きます。 今朝、わたしが訪れた仙台市近郊の名取市では名取川両岸の遥か遠くまで 巨大な悪魔が町を隙間無く踏み潰したような景色が広がっていて、 この手付かずの瓦礫と水の中は静かな墓標のごとくです。 この中を厳しい表情で歩いている人も幾人かおり、 声をかけることも出来ませんでした。 旧知の人ですが、名取で活動していた黒澤さんたちは今日、石巻に拠点を移しました。 名取はメディアでも多く取り上げられてきた上、4号線沿いなので 支援物資も早く入った地です。 一方、北部の沿岸部はまだなかなか支援の手が届いていません。 宮城県社会福祉協議会では多くの社協ボランティアが来ていましたが その受け入れとなる地元社協は混乱状態のために、スムーズなマッチングが出来ていないということでした。 われわれ民間の専門チームは地元社協と連携しつつも 民間らしい、機動力ある活動を作って行こうと思います。 さて、今日は、慌しい一日でした。 仙台現地本部の引越し⇒山形天童市が新現地本部です。 ここにボランティアのテント村も作りました。 昼過ぎにこの閉鎖された巨大倉庫は、寒々とした大きな空間でしたが いまでは血肉の通った生き生きしたテント村に変貌しました。 今後、ボランティアのためのボランティア体制を強化し、 安心して無事な支援活動を行えるようにしていくつもりです。 食材の提供や炊き出し隊希望者の方をとくに求めます。 ここを拠点に広域なサテライト拠点を仙台、登米、気仙沼に設置する 方向で調整を行いました。 明日は登米、気仙沼での最終調整をして現地支部を設置します。 さらに被災沿岸地域をまわり、詳細な被害状況の把握も 行います。仙台から気仙沼までの広域のエリアで物資の配布と ボランティアセンターなどの設置を行って、生活支援、健康な避難生活支援もしていきます。 前のレポート<< 【目次】 >>次のレポート |
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