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エコセン世話人・・長野県泰阜村の支援方針 |
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管理者 状態: オフライン 登録日: 2009年05月 7日 投稿数: 38 |
皆様へ
長野県泰阜村のNPOグリーンウッドの辻です。 先日のRQ会議はお疲れ様でした。会議後すぐに南信州へ帰り、帰着したのは夜中1時半でした。 さて、エコセンMLでも先日流しましたが、改めて長野県泰阜村の支援方針についてお伝えします。 泰阜村の松島村長からも、ぜひ皆さんに伝えてくれ、ということです。 少し長文になりますが、具体的な中身となるものですのでご容赦下さい。 NPOグリーンウッドと泰阜村役場とが協働して、震災支援について決定し、動き始めています。 実際に、すでに被災者が数家族避難してきており、民宿にて受け入れを開始しています。 泰阜村は、阪神大震災にも基本的に長期的な支援を志向し、その当時も村とNPOグリーンウッドの協働で、西宮、芦屋、神戸の小学生(被災児童)を、3年間山村留学で預かりました。 生活受け入れはNPOグリーンウッドの山村留学、学校は地元小学校、サポートは地域住民、経費は全額村が負担です。これは松島の意向も強くあります。 今回の東日本震災についても、長期的な支援を軸としてます。 もちろん、義捐金や物資などの当面・短期的な支援もあります。 現在、村との協議で固まってきたのが以下の通りです。 ●長期的支援 1.被災児童の山村留学による受け入れ(NPOグリーンウッド担当)。 生活受け入れ:NPOグリーンウッド・暮らしの学校「だいだらぼっち」 学校受け入れ:泰阜小学校・中学校 経費負担:全額泰阜村 期間:受け入れ開始時点から数ヶ月〜最長1年間(1年後の状況により、翌年度の受け入れも検討可) ※教育委員会間で転校手続き 2.避難民受け入れ(村担当) 生活受け入れ:村内旧小学校。ただし自炊 期間:長期 ●短期的支援 1.義捐金(村とNPOグリーンウッド担当) 村内外で募っています。 2.物資(村担当) 村内外で募っています ⇒ いずれここはエコセンを通じて仙台に送ることになります。 3.避難民受け入れ(村内旅館・福祉施設、村内旧小学校担当) 生活受け入れ:村内旅館(自炊)、福祉施設(提供) 経費負担:泰阜村負担 期間:短期 ※すでに受け入れ開始しております。 ●経費負担 山村留学については年間の経費は全額村負担です。もちろん義援金も充当します。 避難民受け入れについては、当面民宿、旅館などでの受け入れは村負担。生活が落ち着いたら、村内の旧小学校や空き村営住宅に居を移し、自立をサポートする、ということになっています。 ●窓口とルート 村とNPOグリーンウッドの協働でリストアップする泰阜村としての支援メニューを、村は行政のルートで、NPOグリーンウッドは民間のルートで発信していこうということになりつつあります。 グリーンウッドの担当は、当面、私です。 辻英之(グリーンウッド代表理事) 泰阜村の担当は、下記の者です。 横前明(村総務課村づくり振興係長=全般担当) 木下忠彦(村教育長=被災児童受け入れ担当) ●泰阜村の強み 私たち泰阜村は人口1900人を切るような小さな村ですので、やれることは限られています。 しかし、私のようなNPOが村としての受入について表明することを、村長、議会、教委、住民が認めてくれるような地域です。地域づくりと同じで、その地域が最も力を発揮できるような支援策を実施していきます。 特に私たちの強みは、山村留学の受入を25年実施してきたことと、3年間阪神大震災の被災児童を受け入れた経験と実績、村行政の強力な財政支援、地域住民のサポートです。 被災児童を長期に預かる場合は、精神的なケアーも当然ですが、なんといっても受け入れ側が疲れないようにしなくてはなりません。 また、今回の場合、身内を失ってしまったこども(被災孤児)についても、いずれクローズアップされるはずです。 泰阜村とグリーンウッドは、こういったこどもについても、受入可能性をゼロとせず、協働で仕組みを創設することも視野に入れています。 ●現地本部へのお願い エコセンや周囲のネットワークとの連携による被災児童受け入れの大きな枠組み創りに期待しつつ、4月1日を目前に控え、今すぐにでも学校生活を始めたいというこどもがいる場合には、こういった機動力の備えた小さな地域の提案も必要かと思います。 広瀬さん、佐々木さんをはじめとした仙台周辺や仙台以北の集落をまわる現地本部の方々、また釜石地区でこどものケアーにあたる高木さんや宮本さんはじめとしたねおすの方々、被災児童の受け入れについてのニーズがあるようでしたら、ぜひ泰阜村の情報をご提供ください。今すぐ動けます。 また、場合によっては、ニーズとこちらの支援のマッチングのため、私と村の担当者が現地に入ることも考えています。 なお、被災児童受入と避難民受け入れについての泰阜村の基礎資料を添付します。 よろしくお願い申し上げます。 ●黒潮神田さん、南魚沼高野さん、ねおす高木さん、他被災児童受け入れを検討されている方々 受け入れのための大きな枠組みを作ることは、CONEの佐藤さんや文部科学省の長尾さんたちが汗をかいてくれます。 私たち受け入れ地域の最全線にいる者は、具体的な受け入れのメニューを固めて、それを提示し、エコセン現地本部やこのMLでつながる現地で救援活動をする人たちに送りましょう。 また、いちはやく受け入れが始まった地域は情報交換を進めることができればいいですね! 長文失礼しました。 よろしくお願い申し上げます。 グリーンウッド 辻 >>被災者受入れ施設リスト(PDF) |
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